
悪魔的ドクター
第9章 ストーカー
『あ、もしもし咲桜~?』
「どした?」
『今日の3限目の講義さぁ、あたし寝ててノート書いてないから、明日見せてもらえない?』
「相変わらず明里は自由だねぇ。了~解」
他愛ない明里との電話に安心し
あたしは歩きながら
数分、話を続けた。
『ちょっと気になったんだけど。咲桜、なんかあった?』
「え?」
『声に元気ないみたいだけど』
普通に話してたつもりだったけど明里は気付いてたんだ。
「ちょっとね…。今度話すよ」
あの男が手紙や非通知の犯人ってまだ決まった訳じゃないし、証拠もないからヘタに話せない。
今は様子をみるしかないんだ。
『う~ん…わかった!でもあんまり気にすんなよ~』
「ありがと」
明里は何か察したのか
それ以上は何も聞かず
そんな彼女の気遣いが
嬉しかった。
明里のおかげでちょっと気持ちが落ち着き、通話を終了。
携帯を閉じる前
ふと待受画面に視線を移すと
表示されていた不在着信の数に
あたしは言葉を失った。
27件
すべて非通知の現実。
「どした?」
『今日の3限目の講義さぁ、あたし寝ててノート書いてないから、明日見せてもらえない?』
「相変わらず明里は自由だねぇ。了~解」
他愛ない明里との電話に安心し
あたしは歩きながら
数分、話を続けた。
『ちょっと気になったんだけど。咲桜、なんかあった?』
「え?」
『声に元気ないみたいだけど』
普通に話してたつもりだったけど明里は気付いてたんだ。
「ちょっとね…。今度話すよ」
あの男が手紙や非通知の犯人ってまだ決まった訳じゃないし、証拠もないからヘタに話せない。
今は様子をみるしかないんだ。
『う~ん…わかった!でもあんまり気にすんなよ~』
「ありがと」
明里は何か察したのか
それ以上は何も聞かず
そんな彼女の気遣いが
嬉しかった。
明里のおかげでちょっと気持ちが落ち着き、通話を終了。
携帯を閉じる前
ふと待受画面に視線を移すと
表示されていた不在着信の数に
あたしは言葉を失った。
27件
すべて非通知の現実。
