悪魔的ドクター
第9章 ストーカー
あたしの携帯は
非通知を拒否すると電話自体は通じない。
だけど履歴だけは残ってしまう。
だから例え鳴らなくても
電源を入れてる限り
履歴にはしっかりと【非通知】の文字と時間が記される。
27件の非通知着信の時間は
あたしが明里と電話をする前で
1分間に2・3回もかけている。
「イジメだよ…コレ」
誰に言ってる訳ではないけど
自然と独り言が大きくなる。
そんな事を言ってる間も
非通知からの着信が
28…29…と増えていく。
今もまだ電話してるって事。
そう考えるとゾッとし
急いで電源を落とした。
尋常じゃない。
こんな事する変人は異常だよ。
頭おかしいよ。
「ゴホッ、ゴホッ」
発作だ…
どうして今?
何もしてないのに。
ちょうど近くに公園があった為
ベンチに座り気持ちを落ち着かせた。
鞄からペットボトルの水を取り出し、一口二口と口に含む。
普段の通院で
速水先生に教えてもらった発作時の対処をしてみたり、吸入器も使用。
しばらくすると少し落ち着いて来た為、この足で病院に行こうとゆっくり歩き始めた。
非通知を拒否すると電話自体は通じない。
だけど履歴だけは残ってしまう。
だから例え鳴らなくても
電源を入れてる限り
履歴にはしっかりと【非通知】の文字と時間が記される。
27件の非通知着信の時間は
あたしが明里と電話をする前で
1分間に2・3回もかけている。
「イジメだよ…コレ」
誰に言ってる訳ではないけど
自然と独り言が大きくなる。
そんな事を言ってる間も
非通知からの着信が
28…29…と増えていく。
今もまだ電話してるって事。
そう考えるとゾッとし
急いで電源を落とした。
尋常じゃない。
こんな事する変人は異常だよ。
頭おかしいよ。
「ゴホッ、ゴホッ」
発作だ…
どうして今?
何もしてないのに。
ちょうど近くに公園があった為
ベンチに座り気持ちを落ち着かせた。
鞄からペットボトルの水を取り出し、一口二口と口に含む。
普段の通院で
速水先生に教えてもらった発作時の対処をしてみたり、吸入器も使用。
しばらくすると少し落ち着いて来た為、この足で病院に行こうとゆっくり歩き始めた。