悪魔的ドクター
第10章 恐怖
「大丈夫だッ!必ず助けるッ!」
しかし咲桜ちゃんの反応がなく
もう1度
声を掛けようとした時…
━━━ガタン…
携帯が落ちたのか
俺の耳に大きな音が響く。
その音が静かになったかと思えば
次の瞬間…
ドサッ…と何かが倒れる音が聞こえてきた。
「咲桜ちゃん…?」
まさか
倒れた?
「…ッ」
ほとんど正気を失っていた俺は
病院の階段を駆け降り
白衣のまま自分の車に乗り込む。
彼女の居場所がわからない。
学校か…マンション
最初に向かったのは
自分のマンション。
なぜか
そこだと思ったんだ。
願うのは
咲桜ちゃんの無事…
マンションに到着しエレベーターを待つが…
こういう時の20階は長い。
「くそッ!早くッ」
胸騒ぎは苛立ちへと変わり
拳を壁に打ち付けた。
以前の発作の時は
咲桜ちゃん、酷くなる前に俺に連絡してくれた。
自分でわかっているはずだ。
発作の前触れを。
なのに今日はどうしたんだッ
なぜもっと早く電話しなかった?
病院も近いのに
どうして来なかったんだ!?
気持ちばかりが焦る。
頼む
死ぬなッ
しかし咲桜ちゃんの反応がなく
もう1度
声を掛けようとした時…
━━━ガタン…
携帯が落ちたのか
俺の耳に大きな音が響く。
その音が静かになったかと思えば
次の瞬間…
ドサッ…と何かが倒れる音が聞こえてきた。
「咲桜ちゃん…?」
まさか
倒れた?
「…ッ」
ほとんど正気を失っていた俺は
病院の階段を駆け降り
白衣のまま自分の車に乗り込む。
彼女の居場所がわからない。
学校か…マンション
最初に向かったのは
自分のマンション。
なぜか
そこだと思ったんだ。
願うのは
咲桜ちゃんの無事…
マンションに到着しエレベーターを待つが…
こういう時の20階は長い。
「くそッ!早くッ」
胸騒ぎは苛立ちへと変わり
拳を壁に打ち付けた。
以前の発作の時は
咲桜ちゃん、酷くなる前に俺に連絡してくれた。
自分でわかっているはずだ。
発作の前触れを。
なのに今日はどうしたんだッ
なぜもっと早く電話しなかった?
病院も近いのに
どうして来なかったんだ!?
気持ちばかりが焦る。
頼む
死ぬなッ