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悪魔的ドクター

第11章 決着

先生に助けてもらい
すべてを話してから
数日が経った。



体の具合は
病院で治療を受けたから
もう平気。


だけどドクターストップで
速水先生から寝てる様に言われているから、ベッドから出られないんだけどね。


精神的には…
まだ回復が出来ず
大学は休んでいる。

明里には
『喘息の発作』とは言えたけど
ストーカーの事は話せないまま。


きっと心配してる。
だからちゃんと話さなきゃいけないんだけど…
その事には触れたくない自分がいて、誰とも顔会わせたくなくて…


まだ怖いの。



携帯電話はまだ開けず
電源を切ったまま
先生が預かってくれている。


体がしっかり治ったら
携帯の番号を換えに
ショップに行くつもり。


それですべてが終わる訳ではないんだけど。



それ以上に
あたしが1番苦しめられたのは
夢…だった。


眠れば男の行動や手紙の内容を
鮮明に思い出す。

あたしはそんな繊細な心をしている訳ではないのに…

夢に出てくるぐらいなんだから
重症なんだと思う。




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