悪魔的ドクター
第11章 決着
――……速水side *。+†*
翌日
さっそく調べを始め
とある男に電話をした。
「もしもし、速水だ」
『あ~翔灯。例のアレ調べといたぜ』
「どうだった?」
『偶然にもあったよ。以前にも数回。それも全部同じ』
「へぇ。まぁ言われてみれば、確かに納得だ」
『でもどうすんだ?1人で殺る気かよ』
「殺るなんて人聞きが悪い。仕置きするだけさ」
『おー怖ッ。けど、あんまり無茶するんじゃねぇぞ』
「心配してくれてんの?」
『誤解すんな。この仮を返してもらう前に死なれたら困るだけ』
「はいはい。まぁなんかあってもお前が助けてくれるって、信じてるから」
『俺は、女の子しか助けないんですけど』
「名前、学年、顔写真。すべての情報をパソコンにメールしろ」
『無視かよ。しかも命令形って』
「文句あるのか?」
『イイエ、アリマセン』
「じゃあ頼んだ」
『なぁ…翔灯』
「あ?」
『場所だけ連絡しろ。すぐ行くから…』
「女の子だけ助けるんじゃなかったのか?」
『そうしたいのは山々だけど、職業柄、そうもいかないんだ』
「だろうな。まぁお前にもたっぷり仕事があるから。しっかり頼んだぞ」
『へいへい、了解です』