悪魔的ドクター
第12章 姉弟
――……速水side *。+†*
姉に電話をするのは
正直…イヤなんだが。
なんたって
面倒な姉だからな。
まぁ咲桜ちゃんに心配掛けたんだから、仕方ないか…。
「…って訳だから。勘違いするなよ」
『そうなのね…。咲桜ちゃんがそんな事を…』
「お前が余計な事を言うから、自分の事みたいに考えて…可哀想だろ」
それでなくても
咲桜ちゃんには咲桜ちゃんの家庭の事情ってものがあるんだ。
無駄に気を使わせたら悪い。
『咲桜ちゃんは優しすぎよね…』
「そう思うなら、気が滅入る様な話をするな。困らせるな」
『本当アンタって弟は、咲桜ちゃんが絡むとウルサイわね』
煩いとは何だ、煩いとは。
誰のせいだと思ってるんだよ。
お前みたいな姉を持つと
弟は何かと口煩くなるんだ。
『でも、ま。ありがとね、翔灯。恨まれてなくてホッとしたわ』
「まったく…。まさか今更こんな話するとはな…。だいたい姉弟なんだから、恨みだの憎だのある訳ないだろ」
『そうよね…。考えすぎてたわ』
こんな姉でも考えすぎる事があるとは珍しい。
だが…
本当に悩んでいたのかもな…。
普段はそんな素振り見せないだけで…。
姉に電話をするのは
正直…イヤなんだが。
なんたって
面倒な姉だからな。
まぁ咲桜ちゃんに心配掛けたんだから、仕方ないか…。
「…って訳だから。勘違いするなよ」
『そうなのね…。咲桜ちゃんがそんな事を…』
「お前が余計な事を言うから、自分の事みたいに考えて…可哀想だろ」
それでなくても
咲桜ちゃんには咲桜ちゃんの家庭の事情ってものがあるんだ。
無駄に気を使わせたら悪い。
『咲桜ちゃんは優しすぎよね…』
「そう思うなら、気が滅入る様な話をするな。困らせるな」
『本当アンタって弟は、咲桜ちゃんが絡むとウルサイわね』
煩いとは何だ、煩いとは。
誰のせいだと思ってるんだよ。
お前みたいな姉を持つと
弟は何かと口煩くなるんだ。
『でも、ま。ありがとね、翔灯。恨まれてなくてホッとしたわ』
「まったく…。まさか今更こんな話するとはな…。だいたい姉弟なんだから、恨みだの憎だのある訳ないだろ」
『そうよね…。考えすぎてたわ』
こんな姉でも考えすぎる事があるとは珍しい。
だが…
本当に悩んでいたのかもな…。
普段はそんな素振り見せないだけで…。