悪魔的ドクター
第3章 病院
***
目が覚めた時
最初に目に入ったのは
真っ白な天井。
そして
視界に入る白いカーテン。
見覚えがあり
懐かしくもあるその光景に
あたしは何も驚かなかった。
それにしても
イヤな夢を見てしまい
最悪な目覚め…。
そういえば
なんで病院にいるんだっけ…
左腕の点滴をボーッと見つめながら、何があったのか思い出そうとするが…ほとんど覚えてない。
煙草を吸って
咳が出て…
あとは…?
速水先生が
助けてくれたんだろうか…
合コンはどうなったの?
明里達は?
「ダメだ…気持ち悪い…」
色々と考えすぎたせいなのか
体が不調なのか目眩が起きてる。
点滴をしてない右腕を額に当て
また目を閉じた。
ちょうどその時…
ーーガラッ…
病室のスライド扉が開く音が聞こえたが、あたしは目を開けなかった。
すぐにカーテンを開けられ
誰かが入って来た。
「咲桜ちゃん?」
聞き覚えのある声に
あたしはゆっくり目を開けた。
「…先生?」
声のする方に目線を移すと
眼鏡を掛けた白衣姿の速水先生がカルテ片手に立っていた。
目が覚めた時
最初に目に入ったのは
真っ白な天井。
そして
視界に入る白いカーテン。
見覚えがあり
懐かしくもあるその光景に
あたしは何も驚かなかった。
それにしても
イヤな夢を見てしまい
最悪な目覚め…。
そういえば
なんで病院にいるんだっけ…
左腕の点滴をボーッと見つめながら、何があったのか思い出そうとするが…ほとんど覚えてない。
煙草を吸って
咳が出て…
あとは…?
速水先生が
助けてくれたんだろうか…
合コンはどうなったの?
明里達は?
「ダメだ…気持ち悪い…」
色々と考えすぎたせいなのか
体が不調なのか目眩が起きてる。
点滴をしてない右腕を額に当て
また目を閉じた。
ちょうどその時…
ーーガラッ…
病室のスライド扉が開く音が聞こえたが、あたしは目を開けなかった。
すぐにカーテンを開けられ
誰かが入って来た。
「咲桜ちゃん?」
聞き覚えのある声に
あたしはゆっくり目を開けた。
「…先生?」
声のする方に目線を移すと
眼鏡を掛けた白衣姿の速水先生がカルテ片手に立っていた。