悪魔的ドクター
第3章 病院
「具合はどう?」
「…あんまり」
あたしの顔を見ながら先生が尋ねてくるが、目を合わせられなかった。
絶対怒られる…。
あたしがここにいるのは
たぶんあの咳が関係してるし
きっとその事で
先生は言いたい事が山ほどあるはず。
忠告を無視して
我が儘言ったんだから
自業自得…。
こんな事になって
今さら後悔した。
「ちょっと胸の音聞くから、ボタン外して?」
言われる事に素直に従い
ゆっくりボタンを外すと
先生は聴診器を服の中にそっと入れ、胸に当てた。
冷たくて気持ち良く
なんだか落ち着いた。
「熱も測るか…」
体温計を受け取り
ダルい体を少しだけ動かし
脇に挟んだ。
『ふーッ』と少し息を吐く。
小さな動きだけでも
体がしんどい…。
あたし…どうしちゃったの?
ピピピ…
体温計が鳴り、取り出すと
偶然見えた39.3℃の表示に
思わず手が止まってしまった。
熱…あるんだ。
どおりでダルい訳だ。
「今…何時ですか?」
体温計を先生に返しながら尋ねた
「…あんまり」
あたしの顔を見ながら先生が尋ねてくるが、目を合わせられなかった。
絶対怒られる…。
あたしがここにいるのは
たぶんあの咳が関係してるし
きっとその事で
先生は言いたい事が山ほどあるはず。
忠告を無視して
我が儘言ったんだから
自業自得…。
こんな事になって
今さら後悔した。
「ちょっと胸の音聞くから、ボタン外して?」
言われる事に素直に従い
ゆっくりボタンを外すと
先生は聴診器を服の中にそっと入れ、胸に当てた。
冷たくて気持ち良く
なんだか落ち着いた。
「熱も測るか…」
体温計を受け取り
ダルい体を少しだけ動かし
脇に挟んだ。
『ふーッ』と少し息を吐く。
小さな動きだけでも
体がしんどい…。
あたし…どうしちゃったの?
ピピピ…
体温計が鳴り、取り出すと
偶然見えた39.3℃の表示に
思わず手が止まってしまった。
熱…あるんだ。
どおりでダルい訳だ。
「今…何時ですか?」
体温計を先生に返しながら尋ねた