
悪魔的ドクター
第5章 助け
「咳は?出てる?」
『横になると出るから…起きてます』
咳も出てるのか。
どうするか…。
これ以上酷くならずにちゃんと眠れるならいいけど…
朝までにもっと酷くなったらマズイしな…
「迎え行くから、ちょっと待ってろ」
『えッ…迎えって…』
近くにいるんだし
俺が直接、発作の様子を確認すればいい。
あまり酷くなるようだったら
そのまま病院に連れて行く。
俺はそう判断した。
『先生…病院からここまで、距離ありますよ?』
俺が今
彼女の家の近くまで来てる事は知らない。
「10分で行く」
携帯電話を耳と肩で挟んで話をしながら、財布からまた住所が書いてあるメモを取り出した。
通話を終了し
カーナビに番地を入力し
準備完了。
冷静なつもりだったけど
内心すごく焦ってるらしく
アクセルを踏む力が強くなる。
1秒でも早く
彼女のもとに行きたかった。
独りに…したくなかったんだ。
――……速水side END *。+†*
『横になると出るから…起きてます』
咳も出てるのか。
どうするか…。
これ以上酷くならずにちゃんと眠れるならいいけど…
朝までにもっと酷くなったらマズイしな…
「迎え行くから、ちょっと待ってろ」
『えッ…迎えって…』
近くにいるんだし
俺が直接、発作の様子を確認すればいい。
あまり酷くなるようだったら
そのまま病院に連れて行く。
俺はそう判断した。
『先生…病院からここまで、距離ありますよ?』
俺が今
彼女の家の近くまで来てる事は知らない。
「10分で行く」
携帯電話を耳と肩で挟んで話をしながら、財布からまた住所が書いてあるメモを取り出した。
通話を終了し
カーナビに番地を入力し
準備完了。
冷静なつもりだったけど
内心すごく焦ってるらしく
アクセルを踏む力が強くなる。
1秒でも早く
彼女のもとに行きたかった。
独りに…したくなかったんだ。
――……速水side END *。+†*
