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悪魔的ドクター

第6章 同棲


――……速水side *。+†*



身支度を済ませた俺は
いつも通り病院に戻った。



結局昨夜は
一睡も出来なかった…。


柄にもなく緊張するなんて
俺…気持ち悪ッ。


俺は欲求不満か?


いや、仮にそうだとしてもだ。
(そうなのか!?)

襲う為に呼んだ訳じゃないんだから、しっかりしないと。




…にしても咲桜ちゃんは
どうしていつも自分を追い詰めるんだ?



まさかと思って聞いてみれば
本当に発作起こしても
『軽いから』とか言って我慢する気だから恐ろしい。


なんの為に俺の家に来たのかも
全然わかってない。



彼女はいろいろ頑張りすぎ。


そういう性格なのか?
それとも
そういう環境で育ったのか?



彼女の両親との事も
やっぱり気にはなるし…
何か関係あるのか?



…とは言っても
俺はそこまで踏み入れてはいけないから。



俺の仕事は
彼女の喘息を治す事と
彼女の異変にすぐ気付く事。


あの感じだと
死にかねない。



ここに連れて来たのに
そんな事させる訳にはいかない。



死なれてたまるか。




――……速水side END *。+†*




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