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懐かしい教室で♡♥︎♡

第1章 明石 悠渼先生と。-1年の教室で。


「せんせい…っ、私っ」

「あー、だから俺っ」

先生の手紙私の右腕に食い込むみたいに、そろりと移動して、手首も赤くなってるのがバレてしまいそうで…。

「ねえ。顔赤いの、やめてよ…桃瀬さん」

無理です…。

首をすっごく隠したい。

「先生私あの、ただなんとなく、先生のこと思い出してここにっ…っだから、離しっ」

「……黙らないから。あと、顔が赤いから…」

え。

「っん、え?」

「禁止…ですよね、生徒に…」

え、なにが…唇が、跳ねて…。

「ダメです、でももう…早月さん、ですか…?」
「えっ、あ、っ、名前、そう、私…っわ、私なにがっ……変じゃ…っ」

「ん…」

「っふぁ…」

やだ、何言ってるかわからない…私…先生は先生だから、頭も良くって、支離滅裂なこと言っちゃ…!

「今何、考えてるの、桃瀬さん…」
「あっ、せ、先生は頭も良いから、あの…」
「はぁ…今そんな話……」
「い、今って……?」


「先生は頭も、って……え、さっきの…ほんとに……?」
「だ、だって、あの、やめ…っ」

「わかってない……わかってない。わかってないです。
キスしたのに…、俺が…」

「え?ごめ、なさい…なんて…」

先生が見えないと思ったら、今度は…目が潤んでまっすぐ見えない…顔、みたいのに…。

「こっち見て、桃瀬さん。俺居ますよ。
怖くないから…」
「え、キスっ、て……え?え、あの、明石先生、私…」
「気にしないで?大丈夫だから…」

「う、無理ですっ…あ、あれ?き、キス…っえ!?

あ、し、してなっ」

「しました。しました。黙ってもう、ひどいから…本当に……」

「え…?う、うぅ……」

「顔、真っ赤…っ、ああ…」

「し、してない、です…」

「これから何回もするのに?」

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