
R:ラブデビゲ
第5章 熱と緩流
「え―――っと…
理想の男性の話を…リナちゃんとして――――…
筋肉の話をして――――…
小笠原先輩と…付き合いたいか?とか…
小笠原先輩が…綺麗だなぁ――――――…とか…」
私は、リナちゃんとの会話や私が思ったことを言いたかったが…
頭が上手く回らないせいか…
ぐちゃぐちゃな文法になっていることに気がつかなかった…
「――――…ムカツク…また――…小笠原かよ……」
デビは、ボソボソと何かを呟くと…
私の耳を……
少し強めに噛んだ――――!
「///んっ!あぁ…痛い…」
「…小笠原の事を思ってたら…
欲情したって―…事かよ!」
「!ちっ違う―――――…
キスを……思い…だ…」
耳のアマガミは…時折…本気に痛く…
でも…
すぐに舌が痛みをフォローする
「キス――――…考えたのか!
小笠原との…キスを―――…」
デビが…なぜ…小笠原先輩の名前を連呼するのか…解らない――――――…
その間にも…濃い精が…デビに流れていく感覚が……
気持ちよくて……もっと…と、恥じらいもなく考えてしまう――――――…
「――――っなぁ…そんなに小笠原とキスがしたいなら…
魔力で…小笠原に変化してやろうか?」
私は……デビの台詞に…
ビクッと―――――――…
体を反応させた…
「お…小笠原…先輩……に?」
私が…顔をあげると……
そこには――――――…
憧れの…小笠原先輩が…
私を抱き締め――――――…
微笑んでいた―――――…
