R:ラブデビゲ
第6章 純愛と勇気
「―――――…え…?」
女子と男子で…長内君を取り合ってるの?
え〜〜〜〜〜!!
「入川!どけよ、長内の何なんだよ!お前!!」
「そ〜よ!!長内君から離れてよ!!
今日は、私とランチするんだから!」
「はぁ?私よ!」
「何それ、抜け駆けじゃん!」
「入川さん!どいて!!」
私は、ヒートアップした女子の迫力に…圧倒され…後退りしてしまう!!
ちょっと…長内君!!貴方が原因なんだから…ど〜にかしてよ!!
後ろにいる長内君は…ぶるぶる震えてプチパニック!!
「うるさい!!
ちょっと!!皆、自分の意見を長内君に押し付け過ぎてない?!
長内君…怯えてる様にしか私には見えないんですけど!」
「リ…リナちゃん…?」
一瞬!ピリッと教室の空気が変わった――――――…
リナちゃんが、私達の前にかばうように立つと…
捲し立てていた生徒を…一喝してくれた!!