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R:ラブデビゲ

第1章 召喚手違い

「麻実!道端でにやつくな!気色悪い!!」



「///はぅ!!」


私は、後ろから声をかけられ!2メートルは飛び上がる感覚に襲われ!!慌てて後ろを振り返る!!

……実際に2メートル飛べないから!!



「///いやぁ〜〜〜〜〜!
修汰兄〜〜〜〜〜〜〜〜!!」



「“いやぁ〜〜〜〜”って何だよ!人を痴漢みたいに!」



修汰(シュウタ)兄は、私の後頭部をペチン!と、叩く…



「///あ〜…ビックリした!!」



「早く歩け!帰るぞ!」



修汰兄は、私の三つ上で…

大学一年



見た目…ゴツイ!デカイ!

大学に、水泳の推薦で入っただけはあり……


ガッチリ!ムキムキ…見事な逆三角体型!!


小さい時、私も兄と一緒にスイミングを習っていたが…


私は―――…泳げるだけで満足してしまった…



「お兄ちゃん…今日も泳いだ?」


「あぁ、大会あるから、追い込まないと!!」





「―――…あんまり、無茶しないでね?」




「////おっ…おぅ!大丈夫だ、心配するな」



兄は、私の頭をポンポンと軽くタッチすると…


ニッコリ笑って……



歩幅を…私にあわせて歩いてくれた…



足の長さが全然違うから…
歩き難いのに―――――…



そんな兄の不器用な優しさに、私は笑顔で答える…



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