
R:ラブデビゲ
第10章 悪魔と天使
「ま、麻実?指から血が出てるじゃないか!!」
「あっ…うん…大丈夫」
修汰は、ティッシュを掴み私の指に押し当てた――…
「…大丈夫かよ…深くはないけど…
デビの歯形か?これ…
じゃれてて…噛んだのか?
コラ!デビ!!ご主人様を噛むとは何事だ!」
修汰がデビを見つけ、叱る素振りをすると…
デビがシャー!!と、めちゃくちゃ不機嫌に威嚇し始めた…
「麻実、下に来い…晩飯だし…その前に絆創膏貼ってやるから…
ほら、デビも!下に行け!」
修汰は…私の小指を見つめ…ゴクリと…唾を飲み込む…
「…お兄ちゃん?」
「///あっ…ほら、行くぞ」
修汰は、慌てて私の部屋を出る―――――…
「変なお兄ちゃん…」
「アイツのチンコ!いつか噛み切ってやる!!」
デビが…
恐ろしい事を口走ったが…
面倒くさそうなので…
スルーしよっと…
