R:ラブデビゲ
第10章 悪魔と天使
「しかし―――――――…
麻実は…余計な事をしてくれましたね…」
「よ…余計な…事?」
床に…ヘタリこむ私をミカエルの目と名乗る人物は―――――…
見下す――――――――…
「えぇ…ホントに…余計な事を…
入川さん…
小笠原さんと望月生徒会長の件ですよ――――――…」
私は…徐々に力が入らなくなっている体を…ビクン!と固くした!!
「―――――…あの…写真…」
「えぇ――――――――…
私です…
男同士の性交渉とは……主の身心に反する行為――…
汚らわしい……汚らわしい―――…」
上城さんは、思い出したかのように…不愉快な顔をする―――――――――…
「だ…だからって――――…あんなの……酷い…」
私は…怒りでふるふると震える…
「―――…何を怒る?麻実…
はじめは、あの二人を助けようとしただけだぞ?
己の行動を恥じ―――…神の子にふさわしい場所へと…
導く予定だったのに―――…」
「導く――――…?」
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