R:ラブデビゲ
第11章 聖光と悪闇
家に帰ると――――…
修汰がテレビをリビングで見ていた…
「おぅ…おかえり…」
「ん?ただいま」
何だろう…修汰の態度が…?ん〜…こんなもんか?
「宿題しよ〜っと…」
私は、修汰の横を通り…部屋に向かおうとした―――…
「おい…麻実…デビ見てないか?」
「はぁ?デビ……?何それ?」
私は、耳慣れない単語に…首をひねった…
「――――…はい?麻実…デビだよ!?大丈夫か?」
「お兄ちゃん…デビって…何?大丈夫って…何?」
修汰は、ポカンと口を開ける…
「いやいや!我が家で飼ってる!愛猫の“デビ”だよ!!忘れたのかよ!!」
猫?