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R:ラブデビゲ

第12章 傷口と恋心

修汰は、俺をソファにポンと置くと――――…


ササササ――――…って俺から距離を取った…



精が切れかけている俺は、追いかける気力もない……


俺的には…相当…ヘロヘロ…今すぐ…麻実の精を補充したい―――――――…


しかし…動けない…




「ななななな…猫が…猫が――「おい!修汰…借りを返してもらう時が来た――…」




修汰は、ビビりながらも…

俺の“借り”のワードに…はぁ?と…警戒を緩めた―――…



「…借りって…何だよ」




俺は、修汰が筋肉バカでよかった…って思いニヤリと笑う…






「―――…修汰…お前…麻実にイタズラ…したろ―――――…」




ガタガタガタ〜〜〜〜〜〜〜!!と、修汰は分かりやすくリアクションを取る…


「////な!な――――…」


「媚薬でメロメロの麻実を美味しく頂こうと思ってたのを…


横取りしたよな―――…


なぁ?お兄……ちゃん?」




修汰は、ますます顔を真っ赤にして…口元を押さえる――――――――…



「///見て…たのか?」



「見てね〜よ―――――…

だが…その場に俺がいたら…この家に“お兄ちゃん”って存在は無かったかもな……」



修汰は、俺を睨み付けた…


「…デビ……お前…猫じゃ…ね〜な…」



「ふっ…ああ…猫じゃね〜よ…」




「お前―――…何なんだ」








「悪魔様―――――…


なぁ…修汰…

――――取引…しないか?」



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