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R:ラブデビゲ

第12章 傷口と恋心

「な…何―――――…?
お兄…ちゃ…ん?」


ギシ――――…と、ベッドが沈む…



な…何だろう―――――…

ゾクッとする…



修汰じゃない…誰かの声に…



私の体が――――…ピクリと動く…



ギシ…ギシ…と、近づく…


はぁ…熱い――――――…


私は、視点の定まらない目を…少し開き…


近づく人影を確認する――…



「お…に―――――…ちゃん」



「麻実――――…ゴメン…」



ふわっと…体を抱き締められ…



私は…理解できない状況に…



脱力したまま…首を部屋の窓に傾ける――――――…



あれ――――――…誰かが…



ぐったり…窓辺にもたれている――――――――――…




つらそう…苦しそう…





「麻実―――――…マミ…」


「///……だ…れ?

何で―――…私を呼ぶの…?」



私は、修汰に抱き締められながら…



窓辺の…力なく…寄りかかる人が…気になっていた―――…



でも――――…体が…熱い…


訳が…解らない――――…



「修…汰……ぁ…熱い…よ」



「麻実…俺も――――…

ゴメン…麻実を…気持ち良くさせるだけだから…」




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