
R:ラブデビゲ
第13章 取引と欠片
―――――――…
まったく!!あの堕天使は!!なんだったんだ!!
私は、イライラとモヤモヤを要り混ぜた…複雑な感情で教室に戻る――――…
「あ、入川さん?」
「あ゛ぁ!?」
声をかけられ…つい、複雑感情のまま―――…不機嫌な声を発し…振り替えると…
長内君が、泣きそうな顔で…
私に、声をかけたことを後悔している表情を見せた!!
「い…入川さん…怖い――…
阿久津先生と…何か――――――「あ゛ぁん!?」
「こら、麻実!長内に八つ当たりしないの!!」
頼りない顔を見せる長内君を支える様に…リナちゃんが現れ…私に喝を入れる…
「――――…リナちゃん…」
リナちゃんは、長内君をかばうように背中に隠すと…
私を…心配そうな顔で覗きこむ…
「―――…ご…ごめん…つい」
「いいって…ど〜せ…長内だし!」
「リナさん……ヒドイ…」
リナちゃんの姿を見て……私は…少し落ち着いてきた…
