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R:ラブデビゲ

第13章 取引と欠片

「―――…君は…強いね…
そう考えれるって……


だよね……


どんなに辛くても…不安でも…



嫌いになれない…


好きで…好きで――――…

全てのボーダーラインを飛び越えてしまうんだから…


“好き”って厄介だよね…」




先輩は、少し暖かい笑顔を見せると…手に持っていた天体の本をギュッと抱えた…



「…飛び越え…る…好き…」




「君も…飛び越えたくて…

おまじないの本…試したんじゃないの?」




「…ちょ…ちょっと違いますが…


後悔は…してません―――…」




「そっか…僕も…


飛び越えて…後悔はしてない…


…相手が僕を必要としてくれるなら…



たとえ…辛い恋でも…難しい恋でも…


厄介でも……



好きは……加速して……



止まらない…




いつか……終わりが来るまで…



きっと―――――…


止められないんだよね…」





「―――…先輩…


――――…幸せ…ですか?」












「―――――…不安で…


嫌な人間に時々なるけど…

受け止めてくれる…から…

僕は…幸せ…なのかな?」








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