R:ラブデビゲ
第13章 取引と欠片
「―――…ホントに麻実は、ラッキーな女よね……
私が居なかったら…悪魔と繋がった契約者は、自ら命を捧げたくなる欲求が強くなって――――――――…
自ら命を差し出すんだから…」
「――…処女でも…同じか…」
麻実の寝顔を指でそっとなぞる――――――――…
そう――――…
悪魔と繋がった者は……
自ら悪魔に命を捧げたくなる…
精補助よりも…強い魔力と生命力が手に入るから…悪魔達は人間と繋がりたがる…
好きとか…嫌いとか…そんな感情もなく―――――…
悪魔のために……命を…
しかし…
麻実は…繋がるまえから…
俺を―――――――――…
「―――…欲求が強くなると…
自殺してでも…悪魔に命を捧げたくなるなのは…ちょっと怖いわよね…」
俺の腕の中で寝ている麻実だって……
俺に…命を捧げたいと…口走る…
「――――…生でやったのが…いけなかったのか?」
「あら、やだ〜〜〜〜!処女相手に生でヤったの?まさか…中出し?
って!!バカね…ゴム着けようが、外出ししようが…
悪魔と繋がった時点で……
麻実の運命は、決まったのよ――――――――…」
「はぁ〜〜〜〜…だよな…
ったく!!何なんだよ!この決まり事!!ムカつく!」