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R:ラブデビゲ

第16章 嵐と命

「――…アイ様…神の使いだと――――――――…


ミカエル様の…瞳だと…


神の力で……私の願いを…




願いを―――――…叶えて…くれるのでは…



無かったのですか――――…」






上城さんは…アイの胸ぐらを掴みながら……



ズルズルと床に…崩れていく…








「―――…私は、堕天使…人の子を欺き…操る事のできる…神から煙たがれる存在…


悪魔デビに…嫌がらせをしたいが為に……はじめを利用した―――――…ズルい存在…


しかし…一応…私も天上の民…

願いを叶える事は――――…出来ないのよ……ごめんね…」





上城さんは…
アイの足にしがみつき……


泣き続ける――――――…



私と…アイは―――――…


その姿に…何て声をかけていいか解らず…



見つめる事しか出来なかった…



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