R:ラブデビゲ
第16章 嵐と命
「アイ――――…
教えてください―――…
上城さんは…何を願ったのですか…?」
アイは、グッと――――…固くなり…怖い顔になった…
「――――…麻実…聞いて…どうするの?
デビとの約束―――――…
解ってるわよね――――…」
怖い…顔―――――――…
「解ってます――――…」
「帰りなさい―――――…
これは、私と…はじめの問題よ――――――…詰めが甘かった…私の失態…
神への信仰心が薄れ……悪魔サイドに落ちてしまう可能性の責任は…私がいくらだって…背負うわ…」
アイは、私の鞄を床から拾うと…
私に渡し――――――…そのまま…保健室から押し出した…
「アイ!!」
私の声を遮るかのように…
保健室のドアは……
閉じられた―――――…
私は、嫌な予感がした――…
上城さんのあの落ち込み方…
不安が頭を過る―――――…