R:ラブデビゲ
第2章 需要と供給
図書室は、やっぱり広く…
学校ではあるが…別格の気もする――――――――…
カウンターには、返却された沢山の本の整理をする…図書委員が黙々と働いていた――――――――…
「あ…あの――――――…」
私は、仕事をしている図書委員に本を差し出す―――…
「返却…したいのですが…
ど〜したらいいのか―――…」
図書委員の男子生徒は…働く手を止め―――――…
私の持っていた本を見た――…
「あっ…この、本―――…」
「…はい…?」
動きが止まった…図書委員の彼が――――――――…
ビクッと!なる―――!?
「あっ!はい…
返却…返却は…あそこの棚に…戻して下さい!!」
私は、指をさす棚を見る…
「あそこに返せばいいんですね…ありがとうございます」
私は、
図書委員の彼に頭を下げ…
返却棚に向かい――…
本を棚に戻した――――…
「ふ〜…そうだ…
あんな変な本があったんだから!
悪魔を消す!本もあるかも!!」
と、私は思いつき……
あの本があった辺りに…足を向けた―――――――…