箱……参
第3章 秘箱
ゆっくり…記事を読みながら…
箱の底に――――――…
筆箱ケースより少し小さめな木箱が見えた――――…
事件の資料かと思い…
木箱を手に取った――――…
木箱は…軽く…
振ると…中からカサカサ…と音がした…
「――――…?」
私は、その木箱をパカッと開けてみた――――――…
そこには…
黒く枯れた木の枝が…
入っているだけだった――…
「――――…何?枝?乾いて…何か解らない……何かしら…」
「――――――…それは、
僕の…切り落とされた…ちんちんだよ――――――…」
後ろから…主人の声がして…
後頭部に激痛を感じ……
私は―――――――――…
倒れた――――――――…