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泣いて、笑って、恋をした。

第2章 act1






私も祭壇の写真に視線を向けた。




「……うん。入学式の時に撮ったやつ」



「そっか、」



「うん」



「飯食ったのか?」



私は首を横に振って「まだ」と答えると、私の髪をクシャクシャと撫で「食えるうちに食っとけよ」と笑って見せた顔が切なく見えた。




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