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泣いて、笑って、恋をした。

第3章 act2





「何回も同じこと言わせんな。気がみじけーんだよ」




グイッと左腕を捕まれ彼がチィッと舌打ちをしてから「時計どうした?」と傷口に視線を向ける。




「あ、部屋にあります」



「部屋?時計してねぇーのか?」



「男物だし……」



「5分だ」


「はい?」



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