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泣いて、笑って、恋をした。

第3章 act2






あるけど使っていない。
あの日からずっと繁華街にある小さな銭湯に通っていた。




「ほら、行くぞ」


「ちょ、ちょっと……銭湯」




銭湯に入れなければ明日はこのまま学校に行くことになる。
さすがにそれはちょっと気分が悪い。




「風呂に入りてーんだろう」



「……そうです、けど……」




だから、腕を離して欲しい……



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