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ふぁざー × こんぷれっくす

第3章 ファーストキス

ガヤガヤガヤ…


大学の学食はいつもの賑やかだ。


白を貴重としたカフェみたいなデザインがお洒落で、大学でも気に入りの場所である。


私は友人知人が多かった。
それもこのパパ似の顔のお陰だ。


何故か老若男女に声を掛けられ易い。


その中でもいつも一緒につるんでいる親友の桜が、本日のランチメニューをガン見しながら


「風香~!今日は何を食べる~?」


「そうだな~パスタランチにしよっかな~」


「風香、イタリアン系好きだよね」


「ママがさぁ~イタリアン好きなんだよね~」


「へぇ~流石インテリア会社勤めしてるだけあるね!私はカレーセットにしよっと!」


ママの話しをしながら、桜はしっかり自分の食べるのをチョイスしていた。


桜も名前に似合わずサバサバしている。


ねちっこくない性格が付き合い易くて、高校時代から何でも話せる大事な親友だった。


「風香ぁ~!桜ぁ~!場所取ってあるよ~!」


数人の男女が食べる場所をキープしてくれ、手招きをしている。


これがいつものお昼の風景だった。


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