ふぁざー × こんぷれっくす
第4章 ファーストデート
なんですって〜!
ただ勉強したい清水の都合で図書館に来させられた私の身にもなれ!
『べんきょうだったらイエで一人でします!私カエル!』
『なに?ほっとかれてスネてんの?』
はぁぁぁぁ〜!?
どんだけ自意識過剰なの?
「なんで私が拗ねなきゃいけないのよ!」
怒り任せに、うっかり大声を出してしまった。
勿論、図書館中のひんしゅくの視線を浴びる。
『おい!馬鹿!』
清水は口パクでそう言って顔を顰め、トートバッグに投げ込む様に勉強道具を片付けて席を立つ。
「すみません」
小さい声で周囲の人に謝った清水は、早足で図書館のドアに向かって行く。
「ちょっ…すみませんでした…」
出て行く清水にまた声を掛けそうになったのを慌てて飲み込み、ペコペコと何度も頭を下げて、清水を追い駆ける。
「たくっ!なによ〜!」
「何はこっちの台詞だ!」
図書館を出た瞬間、鬱憤を晴らす様に叫ぶと、腕を組んで入り口に寄り掛かる清水に怒鳴られた。
ただ勉強したい清水の都合で図書館に来させられた私の身にもなれ!
『べんきょうだったらイエで一人でします!私カエル!』
『なに?ほっとかれてスネてんの?』
はぁぁぁぁ〜!?
どんだけ自意識過剰なの?
「なんで私が拗ねなきゃいけないのよ!」
怒り任せに、うっかり大声を出してしまった。
勿論、図書館中のひんしゅくの視線を浴びる。
『おい!馬鹿!』
清水は口パクでそう言って顔を顰め、トートバッグに投げ込む様に勉強道具を片付けて席を立つ。
「すみません」
小さい声で周囲の人に謝った清水は、早足で図書館のドアに向かって行く。
「ちょっ…すみませんでした…」
出て行く清水にまた声を掛けそうになったのを慌てて飲み込み、ペコペコと何度も頭を下げて、清水を追い駆ける。
「たくっ!なによ〜!」
「何はこっちの台詞だ!」
図書館を出た瞬間、鬱憤を晴らす様に叫ぶと、腕を組んで入り口に寄り掛かる清水に怒鳴られた。