
ラズベリーの恋
第55章 智香の心のケア
チャイムが鳴って、やってきたのは中井でした。「あら?こんにちは。智香のお友達?」智香の母親は中井の存在を知りませんでした。「あれ?早瀬は?」中井は母親がいたので、驚きました。ヤリたくて、ソワソワして来たらいつもいない母親がいる。「ごめんなさいね。今日は智香は疲れて休んでいます。」中井の肩をグイッと掴んだのは、帰って来た梨香でした。中井がソワソワしているのを見て、ピンと来た梨香は「あんた、智香の何?ただ、智香とセックスしに来たんでしょう?」真顔であからさまにセックスと言われ、中井は焦りました。「い、いや、そんなんじゃ。俺、帰ります。」「ちょっと待ちなさい!」梨香は中井の腕をわしずかみにしました。「智香と何回この家でセックスやりまくったのよ?答えなさい!あんたみたいなやつ、見たらすぐ分かるんだから!白状しなさい!」「ヤったかは別として、励ましに学校早退した日から、昨日まで。」「そんなに、セックスしまくったの?避妊は?」「いや、してませんって。」「え?避妊しなかったの?」「いや、じゃなくてヤってませんって。」ハッと見ると、智香が立っていました。智香は笑いながら「中井君!毎日、来てはしまくってたじゃない!私の体がいいんだって!避妊はしないよ。お腹の上で出してたよね?そんなに気持ち良かった?」中井はギョッとしました。智香は恥じらいがあるから、身内の前でヘラヘラ笑いながら、そんな事を話すなんてなんだか、様子がおかしいと、思いました。「智香をおかしくした犯人だなっ!」梨香は中井の腕をひねりあげました。「イテテ!おかしくしたって、どーゆう事か分かんねーよ!鍵開けて、入れてくれてたんだから、俺は悪くない。」「あ!やっぱり!嘘つきここにも発見!」「何事だ?」「あら、お父さんお帰りなさい。今日は早かったのね。」「智香が心配で早く帰って来た。なんだ君は?」中井は誰が見ても、ちょっとワルそうなヘアスタイルと、制服を崩して着ています。中井は父親まで来たのでかなり、焦りました。「あっ!お父さんお帰り!この人同じクラスの中井君。毎日、私の体目当てに来てたんだよね?お前の体、最高っていつも言ってたでしょ?」「早瀬、お前だって俺が来るの待ってただろうが!」「まさか。友達の彼氏寝とるほど、勇気ないもん。ゆみちゃん、怒るよ!あはは!」中井は、智香はやはりおかしいと、ゾクッとしました。
