テキストサイズ

ラズベリーの恋

第2章 もしかして?

露木君が「初めて隣の席に座った時から気になっていて、それで、それで、あの、好きなんだ。」と告白されちゃった。私はまた涙が出て来て「うん、嬉しい。私も好きなの。」露木君は抱きしめるのをやめて、泣いてる私を見て、手で涙を拭きながら笑ったの。私も照れながら笑って、露木君は私の肩を持って顔を近付けて来て、私は目をつむって露木君とキスしたの。
唇と唇がそっと触れて、露木君はまた私を強く抱きしめたの。ドキドキ、ドキドキして胸がキュンキュンして。私達、両想いなんだ。嬉しくて嬉しくて。
露木君はそっと離れて私の頬を撫でて、頭をポリポリかいて恥ずかしそうに笑ったの。
「お茶、飲もう。」そう言って二人で寄り添ってお茶を飲んだの。で、携帯のメアドと電話番号の交換をして「テストも終わったし、次の休みの日に会わない?」と露木君から誘って来たの。私はもちろんOKして、露木君は学校に戻るね、と言ってまたチュッとキスして玄関を出て「どうもありがとうね。また、明日!」
とお別れしたの。もう、私部屋に戻って枕抱えてキャーキャー言いながら転げまわっちゃった!好きな人ととうとう、ファーストキスしちゃったー!やーん!どうしよう。それより、週末の初デート何着よう?お姉ちゃんに相談したら、根掘り葉掘り聞かれるから嫌だし、男の子ってどんな服装が喜ぶのかな?お姉ちゃんの部屋にある雑誌見て、研究しよう!まだ誰も帰ってこないしね。智香はワクワクしながら雑誌を見て、自分に似合うのないかな、なんて見てました。
露木は学校に戻り、保険の先生に報告してから教室に戻りました。休み時間に、露木のまわりに智香の友達が集まって、智香を心配しました。お弁当を食べたら元気になったと言うと、みんなホッとしました。
そして、露木から離れた場所に移動して、ひそひそおしゃべりしだしました。誰もいない家で二人っきりなんて、何かあったかもよ~なんて3人でキャーキャー話してました。智香は今日はちゃんと夕食を食べて、
部屋に戻ると、友達からのメールの嵐でした。
知りたいさかりの中学生です。智香はクラスの他の子には絶対内緒よ、4人だけの秘密!って事で、間接キスの話や、とうとうファーストキスもしちゃった話を伝えました。もう、みんなから幸せ者ー!とちゃかされました。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ