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ラズベリーの恋

第4章 夏休み

暑い土曜日、二人は水族館に行きました。
「見てるだけで涼しいよね。秀君。」「夏は水族館がいいね。でも、今日の智香の服色っぽいから鼻血が出そうだよ。」胸の谷間が見え隠れする、ちょっとセクシーなキャミソールを着ていました。「アハハ!そう?この服まずいかな?」ふと、露木を見ると本当に鼻からツツーと鼻血を出していました。智香は慌ててティッシュを渡しました。「ありがとう。なんか情けないね。」と照れ笑いしました。「鼻血が止まるまで休んだほうがいいよ。ほら、あっちに長椅子があるよ。」露木を寝かせて、智香が膝枕をしました。露木が目を開けると、下から上を見るアングルで、智香のゆっさりとした胸が見えてしまいます。よけい鼻血が出そうと、目を閉じる事にしました。智香の太ももがスベスベと気持ちいいです。露木はちょっと幸せとニンマリしてたら「ん?何笑ってるの?秀君。」「いやあ、智香の膝枕がスベスベで、気持ち良くて幸せだなあと。」と、正直に答えました。秀君可愛い!と胸がキュンっとしました。「膝枕くらいだったらいつでもするね!」と頭を撫でました。「もう鼻血止まったかな?」と露木は起き上がって智香の肩に手を回しました。二人寄り添ってずっと一緒に居たいと思いました。
露木はふと、考えました。「ねぇ、智香。夏休みの終わり頃になってしまうけど、うちの別荘に一緒に行かない?」「えっ!別荘なんてあるの?」「父親が弁護士で、稼ぎがいいのか知らないけど、別荘あるんだ。今日帰ったら、使っていいか聞いてみるよ。」智香は思いました。と、言う事は二人きりで泊まり?になっちゃうの?智香も「泊まりになるんでしょ?親に聞いてみるね。」と言いました。「うん、お互い親に相談だね。」智香は平気そうに、サラッと言ったけど内心ドキドキで、泊まりとなると当然一緒に寝たりするわけで、もしかしてもしかすると秀君と一線を越えちゃうかも?ど、どーしよ!やっぱりあれかな?初めてって痛いのかな?血とか出ちゃうの?コンドームは買ったほうがいいのかな?で、お風呂とか一緒に入って洗いっこしたりするのかな?もう、智香の頭の中は?でいっぱいです。親にまさか正直に彼氏と旅行に行くなんて言えないし。言ったら当然反対されるだろうし。
あれこれ考えてたら、秀君「ぼーとどうしたの?」と聞かれちゃった。「私も鼻血出そうよ。」と、苦笑いしちゃった。

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