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エスキス アムール

第27章 彼とのカスタム





………。


あ、おはようのキス…。



頬にキスしろってこと?!



寝ぼけるのって最高だ。
これ、覚えてないんだよなあ。


覚えてて欲しかったなー!!


すっかり忘れていた。

彼を抱きしめて、
久しぶりに彼が寝ぼけて
甘えて来てくれたから

すっかり満足をしてしまっていた。


それを彼から
指摘する日がくるとは、
(おぼえてないけど)


今日は記念すべき日だよ。


僕は彼に近づくと、頬にキスをする。

そうすると彼は


「いつものだ…。」



そういって、

ふにゃりと、笑った。




勘違いしそう。

勘違いしたーい。


今すぐ抱きしめてキスをして
抱きたい衝動にかられた。


我慢だ我慢。



嫌われるのはごめんだ。


必死に堪えた。






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