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エスキス アムール

第30章 彼の変化





それは、いい。


なんの変わりもない。
と、言っていいだろう。


きっと、今日も帰ったら
ごはんを作って
待っていてくれるだろうし、

こまめに掃除も
してくれているらしく
部屋はピカピカだ。



それもいいんだけど…





なんて言ったらいいのかな。

最近、波留くんが

以前にも増して
可愛くて仕方がない。




え?


気持ち悪い?






…………。







波留くんに誘われて
2度目のセックスをしたあと

波留くんはあまり、
僕と目を合わせなくなった。



朝になるとごはんできてるよ
と、起こしに来てくれるんだけど


こちらがジッと見つめると
顔を赤くして
急いで目をそらし、

リビングへと消えていく。





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