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エスキス アムール

第48章 ただいまとおかえり





「ん……ふ…ぅ」


久しぶりに触れる唇に、身体は直ぐに熱くなって。
舌をそっと差し込むと、木更津も抵抗することなく絡めてくれた。

思わずギュッと彼のTシャツを掴むと、だんだんと体重がかかってきて、俺が完全に下になると、よりキスが深くなる。


「んん、…ぁ…き、さら…んぅ」



一度唇を離すも、息をする間も無いまま直ぐに木更津の唇が自分の唇を塞ぐ。



「…く、るし…んっ…ふぁ…」


ずっとしたかったキス。
快楽を誘うようなキスに、下半身が熱くなっているのがわかった。



「だ…め、これ以上は…っ」


キスだけでイきそうになって、急いで唇を離すと、木更津は熱っぽくなったその瞳で俺を見つめて、だから我慢してたのに。と笑った。



「お楽しみは帰ってきてからね」



そう言って額にちゅっとキスを落とされる。
それだけでじわじわと温かいものが身体に広がって、顔が綻んだ。



「…はやく…、早く帰ってきてね…」

「うん、おやすみ、波留くん」



今度は俺から彼の額にキスを落とし、もう一度触れるだけのキスを唇に落とすと、抱きついて眠った。











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