俺様ヤンキーと生徒会長のお嬢様
第3章 放課後
「…んでこれがUFOキャッチャーって言ってぇ、ここのボタンでこれを動かしていい感じのとこで挟んでとるやつ、1回やってみぃ?」
『う、うん』
はぁ、最近のゲームって言うのはほんとに難しい…。
シューテイングゲームとかゆーやつ、ゾンビ何回打っても倒れないし。
「そぉそぉ!そんな感じぃ!」
『う、うん』
生徒会の人とかがこんな所にいる私見たらなんて思うんだろ…。
…また、あの時みたいに離れてくのかな…
「…ねぇねぇ!」
あー、もう!!暗いこと考えるのはやめよっ!
「おーい、聞いてる?」
なんか自分が惨めだな…
「ゆりあちゃん!!」
『ふぁい!!』
うわっ…ふぁい!とか言っちゃったし。
もう何よぉ……ん?
なんか美咲の声じゃない気がしてきた。