俺様ヤンキーと生徒会長のお嬢様
第3章 放課後
「……チッ」
うわぁ、盛大な舌打ちが聞こえた…
もう私、朝日 仁恐怖症かもしれない…
あっ!てか美咲は!?
すっかり忘れてたぁ!
「…………」
あ、いた。後ろの方で目をキラキラさせながら魁くんのこと見てる。
まぁ、とりあえず安心。
「生徒会長さんもゲーセンとか来るんだね?」
あー、やっぱ魁くんもそこは気になるのかね?
『いや、今日初めて来ました…』
はぁ…なんか初めて来たのが恥ずかしいことに思えてきた…
「は…!?ほんとに!?絶対損してるよ!人生の半分は損してる!!!」
え、そんなに…
『そんなに損してますかね…?』
なんかショックだ…。
『うん!絶対損してる。あー、勿体無い!ほんとに勿体無い…』
あー、なんか魁くんが呪文みたいにブツブツ言ってるよぉ…。
「…あっ、そうだ!また今度デートしようよ。そんときに色々面白いとこ連れてってやるよ。な?どう?」
…これは…デートのお・さ・そ・い・?
ま、ままま…まぢか!
『…い、いいんですか…?』
「全然いいよ!こんな可愛い子連れて歩けるなんてこっちが願いどころだよ」
ズッキューーーン///
『…えと…よ、よろしくお願い…します?』
もーそろ…死ぬじきなのかな?