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真田幸村九度山ライフ~恋の相手は戦国武将~

第9章 嵐が来る。

 
「そういうところ、本当に抜けてるよな。俺が自業自得で借金したとか、考えなかった?」

「自業自得、なの? だったら、なおさらなんで……」

 国親は千恵を包むように抱きしめると、消えてしまうほど小さな声で囁く。

「俺を信じてくれたのは、千恵だけだ」

「国ち……あっ!?」

 胸にひやりと当たる、無機質な感触。それが震え出すと、先端から疼きが走る。

「やっ、やめ……ああっ!」

「俺が千恵の前に現れたのは、正直金目当てでもある。けれど、一番の理由は……千恵なら、俺を俺として見てくれるから、だと思う。いや、間違いなくそうだ。今日話して、確信した」

 国親は空いている胸も手で弄び、千恵を愛撫した。そこに切ない目が絡むと、恐怖に固まる千恵の心に、同情が生まれる。その僅かな隙をこじ開けるように、震える玩具が強く押し付けられた。

「ただ、金を搾取するだけの男にはならない。こうして毎晩悦ばせてあげるから……俺の所に、戻ってきなよ」

 千恵は強制的に高められる快感に悶えながらも、首を横に振る。すると国親は眉をひそめ、玩具を胸より下、千恵の淫核に押し付けた。
 

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