真田幸村九度山ライフ~恋の相手は戦国武将~
第12章 あとがき
幸村と言えば、喋り方にも苦労しました。ござる口調なのか丁寧語なのか、ブレるんですよね。「どっちかにしてくれよ……」と思いながら台詞書いていました。まあこれは信之よりくだけているけど、昌幸よりは尊大じゃない、みたいなつもりでしたが。
さて、続編がいつでも書けそうな匂いを醸し出しつつ、お話は無事に終わりました。昌幸萌えは「たゆたう草舟」で発散していますが、信之兄さんの番外編なんか書けたら楽しいだろうな、と思います。個人的に、一番好きなのは信之兄さんなので。いつかといいつつ、それはいつなのかは不明。
恭介辺りも本当はもうちょっと掘り下げてあげたかったですね。国親が思う以上に病んでしまった余波を受けて、出番がかなり削られてしまったので……いや、国親が病んだのは恭介の報復のせいだから、ある意味報いを受けている、のかも?
とにかく、タイトルの響きだけでここまで引っ張り、色々伏線投げっぱになりつつ一応の完結まで導けたのは奇跡みたいなものじゃないかなと思います。
2ヶ月ちょいくらいでしょうか。しおりや閲覧数、拍手がなによりの励みでした。ご愛読ありがとうございました!
むさし