First Love
第10章 俺が守るから…
次の日まーくんは
いつも通りの明るいまーくんに戻っていた。
ちょっと無理してる感じあるけど…
でも昨日の無理して笑っている
感じとは違う
どこか吹っ切れたような顔をしていた。
みんなも今まで通りに接する
あえて何も言わない
それが俺らの優しさでもあった。
昨日と同じようにコンサートが始まる
今日はまーくん、心から
楽しめているようだ…
そして、最後の挨拶
まーくんは何も昨日のことには
触れなかった。
でも少し涙を流していた
そんなまーくんをみて
俺は心が痛くなった。
なんか一言、、
そいつに届かなくてもいいから
言ってやりたい。
そう思った。