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夜月の別れ〜再び会える日まで

第3章 満月の夜の最後の時間

今週の休日で2人で過ごす時間は終わりを迎える
わかってたはずの時間…
でも、寂しい。
彼が眠りについたのを確認して、2人で過ごしていた部屋にペアルックのネックレスをおいて部屋を出ていた

眠ったふりして、彼女が去っていく足音を聞いていた
涙が流れた

いつか、会える日まで。

彼女は、自分の病気を告げずに彼の前を去った
もう会えない
リンパ性の腫瘍ガンを患っていた彩音

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