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地味子だって恋をする

第1章 第一章

玲とは小学校の時に友達になった。

あの時は本当に楽しかったなぁ…

追いかけっことか…ただ単純に。

だけど、玲は中学生になるのと同時に隣町に引っ越してしまった。

確か親の都合とかで…

「いつ引っ越してくるの?」

歩が母に聞くと、母は笑いながら答えた。

「明日よ。昨日美音子さんから突然電話がきたのよね」

なんか本当に突然すぎるような気がする。


『……。』

ふと気になって歩を見ると、なんともいえない表情をしていた。


九条 美音子 (くじょう みねこ)

小学生の時に凄く優しくしてくれた玲のお母さん。

私は¨美音子さん¨って呼んでいる。

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