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楽曲名未定

第5章 ☆悪戯 デイビッド目線

ブライアンは早速、俺の方に来ると、ローターのスイッチを入れた。

「これ、ジェイソンに使ったローターだぜ?」

張りつめていた股間の部分を、ジーンズ越しにローターを当てられ、俺は身動きできない身体を震わせた。
初めて受ける感覚を、身体が拒否している気がした。

「アイツにライブ中使ったら、イキ狂っちまうんじゃないか?」

寝ぼけ眼のジェイソンを見て、ブライアンはニヤニヤ笑う。
それでも、ローターを当てる手は止まらず、ジーンズに染みが出来ていった。
段々もどかしくなってきて、俺は腰を動かす。

「あ、やっぱ興奮しっぱなしだから、気持ちいいよな」

俺は拒否しようとして、首を振る。
すると、ブライアンは責める手を止めて、俺の顔を固定したかと思うと、頬に2回目のキスをしてきた。

「唇は可哀想だからやんねぇよ」

そういうと、ブライアンは俺のジーンズに手を掛ける。
「腰ちょっと浮かせろ」なんて言われて、大人しく従ったりしてしまったところから、今のブライアンはかなり怖かった。

「そ、挿入とかは……ないよな?」

俺が震える身体を押さえるようにして言うと、ブライアンは少し考えてから言った。

「気分しだいだな」

ジェイソンは寝ていたので、俺とブライアン二人きりになってしまった。
ブライアンが俺を放置し、ジェイソンに布団をかけてやり、その唇にキスをする。
反応の無い身体にも、ブライアンは舌なめずりをしていた。
そして、ブライアンがこちらの方に戻ってくる。

「さ、恋人は居ないし、こっからが浮気の本番だからな」

ブライアンは俺のロープを外すと、シャツに下着というよくわからない格好の俺を、2つ目のベッドに放り投げるようにして移動させる。
されるがままに、寝っ転がってしまうと、俺はパンツを脱がされた。

「浮気って……」

「罰ゲームでもあるし、これは浮気でもあるんじゃないかなって」

ブライアンは、俺の昂ったペニスに指を絡ませたかと思いきや、ローターを先端に付け、コードを俺のそれにぐるぐる巻きにする。
そして、引き出しからガムテープを持ってきたかと思えば、それらを上手に固定してきた。
根元が苦しくて、息が詰まる。

「な……なんだよ、これ!」

「こうすれば、ローターは取れないし、イくことも出来ないだろ」

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