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楽曲名未定

第5章 ☆悪戯 デイビッド目線

目の前の異様な光景にすら、興奮を覚えてしまう。
ローターは常に動きっぱなしで、一定の刺激を一定のリズムで与えてくる。
それ以上もそれ以下もないから、逆に辛くなってくる。

「っあ……くぅ」

服越しに乳首を弄られ、爪を立てられると、俺の口からは女みたいな声が漏れる。
ジェイソンみたいに、遊ばれている。
全部の神経が気持ちよくなるためのものとして、ブライアンに作り変えられている様に錯覚する。

「リーダー……可愛い……」

たまに、リーダーって呼ばれて、こいつに身を委ねていいのか、逆らうべきなのかわからないもどかしい感覚に襲われる。

「可愛い……って……言うな……っ」

ガムテープでコード越しに巻かれたペニスから露出している亀頭を手で擦られ、俺はまた変な声をあげる。

「ひゃあっ」

ペニスが硬く膨らもうとする度に、ローターのコードで締め付けられ、痛みを覚える。
どうしようもなく痛いのに、何故か興奮してしまう。
こんなの、おかしい。

「くっ……も、嫌だ……っああ!」

その感覚に引っ張られるように、俺は射精しそうになる。
ペニスがびくびくと震えたが、ブライアンが根元を掴んだのと、コードによって精液が流れ出るのを塞がれた。

「イっちまったら、お仕置きにならない」

耳を舐められ、今度は俺自身が震える。
耳の穴まで舌が入り込んできて、背筋が凍りつくような気がした。
ペニスがぎちぎちと膨れて、快楽を求める。

「……嫌だ……も、無理……っ」

「まだ一回しかやってねぇじゃん」

「ひぅ……ううっ……」

ゆるゆると扱かれながら、口に指を突っ込まれる。

「しっかり舐めれば、イかせてやるから」

理性よりも、こんなのさっさと終わらせたいという気持ちと、イかせてほしいと思う気持ちが勝ってしまう。
俺は入れられた指を舐めた。

「んっ……っちゅ……っ……」

「顔、すごくエロいよ」

実際、恥ずかしくて恥ずかしくて、顔が火照っている。
俺はそんな顔をしてるのか。そう考えるだけで、身体の奥が切なく締まるのを感じた。
ふと、ジェイソンが犯されていたあの時を思い出す。
あいつも、こんな感覚だったのか……。

「リーダーのここ、ヒクヒクしてない?」

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