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楽曲名未定

第2章 ☆依存 ブライアン目線

「どう? 準備できた?」

「あ、ああ……」

「なら、早く出てきてよ」

俺が少し乱暴に言うと、ジェイソンはいつも通りのしかめっ面で浴室から出てきた。
それでも、その顔は赤く、体の露出したところには俺のキスマークや噛み跡も赤く残っている。男のごつごつした体に、不釣り合いなものばかり。
俺は口笛を吹いた。

「ひゅーっ、いい眺めだな」

「……っく」

俺はベッドに寝っ転がりながら、ジェイソンを褒めた。
セクシーな女の黒い下着に、ガーターベルト。
男なら絶対に着ないものを、ネットで買ってみたから、ジェイソンに着させた。
今までのことをバンドのメンバーにバラすと言っただけで、すぐにアイツは従ってくれた。

「ブライアン……これ……」

「おっと、俺のことはブライって呼べよ」

俺は起き上がり、何かを言いかけたジェイソンの股間の膨らみを握る。
くちっ、と粘り気のある音がして、ジェイソンが感じているってことに気づく。
そのままその感触を確かめると、ジェイソンの息が段々弾んでいく様に感じ取れた。

「あっ……! やめっ……」

「おい、こんな感じてんのかよ」

「ブライ……っ」

「変態だからな、もう感じてやがる」

「うっ……」

俺はジェイソンの後ろにまわり、ベッドに押し倒す。
そのままジェイソンの体の向きを変えさせ、馬乗りになってキスをする。
舌を絡め、ジェイソンの顔を両手で固定すると、アイツは幸せそうに声を漏らした。

「ふっ……ンあっ……」

限りのある酸素の交換をするように、お互いに求め合うキスは、やっていて嬉しいものがあった。
下唇を弱めに噛むと、ジェイソンは腰を浮かせた。硬く膨らんだ股間が俺の足に当たる。

唇を離して、ジェイソンが何かを言う前にブラのホックを外す。ガーターベルトも太もものそのベルトのラインに沿って、舐めあげてから下着と一緒に外してやる。
ショーツで遮られていた昂りがすぐに顔を見せたので、俺はニヤリと笑った。
ジェイソンが怯えた表情でこちらを見ている。

「ブライ……何するんだよ……」

「いつも通りのセックスに決まってんだろ」

ペニスの先走りを指に纏わせて、アナルに挿入する。
すると、ジェイソンはいつも通り体を震わせ、きゅうきゅうと締め付けてくる。
相変わらず締まりすぎる中でも、それは火傷しそうなほどに熱かった。

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