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楽曲名未定

第2章 ☆依存 ブライアン目線

「下着着るのは嫌そうだったのに、セックスは好きなんだな」

「んぅ、っあ……ぁ……」

「淫乱め、いつもそんなこと嫌いそうな顔しといて」

俺が言葉で罵倒する度に、ジェイソンの顔には涙が伝い、きゅっと中が締まる。
いつも静かで落ち着いているのに、こんなに淫らに乱れるジェイソンの姿が見れるのは俺だけ。
俺は唾を飲んだ。

「ひぐっ……っぅう……ぁあ」

「淫乱」

何回も決まった言葉で罵って、よくジェイソンは飽きないなと思う。
俺は呟くように言って、アナルから指を抜いた。
何回も使ってるから、とっくにもう解れているだろう。俺は自分のズボンを脱いだ。

「ブライ……」

ジェイソンが顔の向きを変え、俺の方を見る。
その目は熱を帯びていて、男とは思えない顔だった。
睫毛に涙が絡んでるのが見え、俺はまたいじめたくなる。

「自分で乗れ」

俺はベッドの上に座ってまたニヤリと微笑む。
ジェイソンの目にはもう、俺の下半身しか見えてないのだろう。

「売女。女の下着で興奮する変態。ヤリたいならさっさと来ればいいじゃないか」

「うっ……ぅっ」

罵るときにくる、ゾクゾクと背中に何かが走る感覚が忘れられなくて、俺はとにかくジェイソンに酷い言葉をぶつける。
ジェイソン自身も、自分では信じられないほどそれに興奮している。
だから、こんな関係になっても、依存する。

「入れるから……ブライ……」

「ああ、さっさとしろ」

俺の首に腕を回して、ぬぷぬぷとペニスをアナルの中に埋めていく。
一瞬でジェイソンの顔は溶けたようにぐしゃぐしゃになり、涎をだらしなく口の端から零す。
目は眠たそうに細くなり、熱を帯びたまま大粒の涙をためる。

「あ、あああっ……」

びくんびくんと、ジェイソンの体が痙攣したように跳ねる。
それがおもしろくて、俺はジェイソンの腰を掴み、勢いよく突き上げる。
ジェイソンの目が見開かれ、たまっていた涙がぽろぽろと溢れる。俺の体にも汗と一緒に流れるのがわかった。

「はああっ!……っう、ンああっ……」

ジェイソンの腹が精液で汚れる。
中が更に締め付けられて、持ってかれそうになる。
俺がふと顔を見ると、ジェイソンは息を荒らげながら言った。

「キス……ぶ、らいっ」

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