テキストサイズ

楽曲名未定

第2章 ☆依存 ブライアン目線



俺が顔を近づけると、ジェイソンは口元で笑みを浮かべて、唇を貪る。
キスをしたまま、ジェイソンは深呼吸をする。
口の中の酸素が持ってかれる感覚に陥る。
ジェイソンの舌が口の中に入り込んできたと知る頃には、ジェイソンがびくりと震える。

「んふうっ……んん~……っ」

「っ……」

さっきよりも中が締め付けられる。
ジェイソンが達するのとほぼ同時に俺も達し、どくどくと中で精液を漏らす。
唇を離すと、またジェイソンの腹にかかった白濁が増えているのがわかった。
涎を端から漏らすジェイソンが焦点の合わない目を向ける。

「気持ちいい……」

「……ふん、この淫乱が」

「う、オレは……淫乱なんかじゃ……っふぅ……」

ジェイソンが繋がったまま俺に体を預けてくる。
相当激しかったようで、呼吸がゆっくりと落ち着くまで時間がかかる。
落ち着く頃には、ジェイソンは眠たそうな顔をしていた。
いつからこんな風になったのだろう。俺はふと思う。
俺がこんな言葉をかけるようになって、ジェイソンはこんなに淫らになって。

俺はついに、首筋にキスをする。
蚊に刺された跡の様に赤い跡、何度目かわからない跡をつけた。
もういい。昨日の女が激しかったとか、適当なことを言わせればいい。

こいつは、もう完全に俺のもの。
そうしてやりたい。そうしてやる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ