
先生とわたしの絶対に秘密な関係
第9章 修学旅行当日Ⅱ
「えっ」
遥希くんはわたしの声に驚いたようで、ぱっとわたしの頬から手を離した
「ごっ、ごめん…ゆなちゃん…具合悪いのに…」
「あっ、大丈夫…」
遥希くんは慌てて立ち上がる
「そうだ!俺勝手に抜けてきたんだ!じゃあ…お大事に!」
「ありがとう…」
遥希くんが部屋から出て行ったのをしっかり見届けてから、おそるおそる布団をめくった
『……なにいい雰囲気になってんだよ、俺がああやらなかったらお前今ごろあいつに襲われてたぞ』
先生は呆れたような顔をして布団から出てきて伸びをした
